大晦日

「多分当たるよ」という数日前の言葉どおり、宝くじが当たった。厄年の暮れに末広がりの8等か。厄年は人生の転機だと友人は言っていたが、確かにそうかもしれない。卒業も就職もおそらく決まり、良くも悪くも現実の重みを見つめることを覚えた。何かを無くした空しさもある。ひたすら歩んだ満足感もある。悔しさもある。全部ひとつに束ねると、多分今年を振り返ったことになるんだと思う。ただ頭と体を動かしながら、心がひとつ厚みを増した、そんな感じ。「残された学生生活」という言葉はあまり好きではない。ただ、時間を区切って振り返ることは嫌いじゃない。月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。残りもクソもあるものか、ひとつ先を見据えながら、一歩ずつ進んでいきたい。



皆さん今年も本当にお世話になりました。ありがとう、良いお年を。