耳をダンボに

宴会の時期が近づいてきたので、恩師への挨拶・予定調整のために母校へ行ってきた。今年に入ってもう2度目か。先生達のセリフも「おう来てたのか」と「久しぶりだな」が半々くらい、なんともはや。



現役の頃はボロボロだった食堂も、今や何やら居心地が悪く思える程に綺麗になっていた。が、鍋類は相変わらず保健所も驚くドス黒さ。カレーの味も食堂のおばちゃんも昔のまま。6年ぶりに食べたが、やっぱり甘くて美味くてなんだかしょっぱい。昔は殆ど見ることのできなかった具(鶏肉)が多少存在したのはOBへのサービスだったのだろうか、よくわからない。そうそう、時間限定数限定のカレーを食べるためによく授業を抜け出して食堂に走ったものだが、今では食堂に行けばいつでも食べられるらしい。平和だねぇ。殺伐としつつも温かいあの感じがとても懐かしく思える。後輩達にとってのカレーの味はどんなものなのだろうか。



その後、やっとこさ大学に合格した可哀相な後輩を見物し、チームメイトとキャッチボールをしてから何故かカラオケへ。片耳聞こえんってのに。宴席では「合格祝いの乾杯だけ」という発言を守り、最初の1杯でグラスを置く。有言実行ではあるものの、「あー飲んじゃった」感の方が強い。うむ、耳に悪いことをした1日であった。またしばらく酒は控えよう。