お金で買えない価値は

今日は念願のノートパソコンを買いに秋葉原へ。欲しい欲しいと言い続け早や半年、いざ秋葉原へ降り立つもナカナカ心が決まらずに、ラーメンを食べ牛丼を食べコーヒーを飲んだのち漸くご対面。800円しか値切れなかったのは残念だが、CPUが何だとかメモリが何だってな知識が身に付いただけでも大進歩、そして買えた事実に大感激。お付き合い頂いた方々には本当にお世話になりました。



しかし秋葉原散策も7,8年振り?前に訪れた時は、友人オススメの何とかボードとか何とかカードを買ったものだ。今もまだその時の自作、もとい他作パソコンを使っている。が、時の流れには逆らえないもので、当時とは客層も街並みもすっかり様変わりしていた。ノートパソコンを入手した我々は、少し休息でも・・・と、一軒の喫茶店に入ったときのことである。








「お帰りなさいませ、ご主人様っ!」








昔パソコン(の部品)を買った後はマックでコーラとポテトで一服した記憶があるが、今の御時世、世界に誇る電気街・秋葉原にも不景気の波が押し寄せているのか、ちょっと珈琲を飲みに入っただけでも大層なお出迎えである。座敷に通された我々は、食べ物に何やら妙な念を掛けられたり、両手を頭の上で広げて「ぴょんぴょん!」と言わされたりと、不可思議な体験をすることになる。1人の店員もとい女給仕の対応が非常にそっけないものであったが、その無礼さに何故かトキメク午後6時。そして残念ながら萌え萌えジャンケンに負けてしまった。結局その店で注文したのは甘い甘いスウィーツと、ほろ苦いヒトトキpriceless、結局珈琲は飲まなかった。



茶店を後にした我々は、不思議な敗北感と満足感に浸りながら駅前でハイタッチを交わし、そして暗い夜道を足元に気をつけつつトボトボと帰っていったのであった。よし、また、行こう。