病は気から、か

昨日はどこも休診日だったので、今朝近所の耳鼻科へ行ってきた。幼稚園に行く前に診察を受ける子供が多いようだ。テレビで流されていた某紅の豚を見ていたら受付のおばちゃんに呼ばれたのに気付かずニンマリされる。まったくもう、こっちが紅の豚になるわ。なんとなくブヒブヒ言いながら診察室へ。



「うーん赤いね。これ、好き?」(耳かきの手振り)
「掃除と名の付くものは結構好きです」
「あー。外耳炎も併発してるよ」
「・・・へ?」



外耳炎というくらいだ、見ればわかるのだろう。しかし月曜以降右耳(の中)には触れていない。炎症を抑える薬も飲んでいるはずだ。何故月曜に診た医者は何も言わなかったんだ?・・・いやぁ、今日同じ病院に行かなくて良かった。「軽い捻挫ですね」とレントゲン写真を見ながら骨折を見逃す医者がいたり、腸炎なのにインフルエンザにされそうになったり、いやぁ医者にも色々いるんですなぁ。ともあれ、しばらく投薬して様子を見よう、とのこと。来週頭に治っていなかったら「痛いよ」と言われた治療を受けねばならん。治れ。



はてさて、風呂上りに静かな自分の部屋にいると、右からは耳鳴りと血の流れる音しか聞こえない。調べたらどうも大きな静脈が耳の近くを流れているようだ。ということは何だ、あまり頭に血を上らせるとズキズキして痛くなる、ってことか。ただでさえ気が短くなっているのになぁ。今日久々に雑踏の中に紛れてみたが、今まで両耳から聞こえていたものは左耳から聞こえ、大きな音と多少の耳鳴りが右耳から聞こえる。あらゆる音が不快、というよりも音のバランスが悪くて不愉快といった方が正しいのかな。平均台の上を片足は運動靴、片足は五本指靴下のみを履いて歩き続けているような感じ。あらゆる音が本来より左側から聞こえると、「正面」っていう概念がよくわからなくなる。人と話すときも横面晒すのも失礼だしかといって正面向いたら半分聞こえないしでなかなか大変だ。耳に手を当てる、ってのも何だかギャグっぽいしなぁ。自分の声が響いて気持ちが悪いし、相手も伝わりづらくてもどかしいんじゃなかろうか。まぁでも疲れるからってここで引きこもったら終わりだろうね。



とはいえ、今日のお医者さんによると「風呂はまぁいいが酒は駄目」とのこと。両方禁止されたら多分発狂できると思うが、今日も友人の酒の誘いを断る羽目になったし、明日はもしかしたら飲み会に酒ナシで参加せねばならなくなる。何これ、修行?



何もかも愚痴っぽくなってしまうな。如何遺憾。しかし何だね、耳が良いことだけが取り得だったんだぞ。口はもとより目は悪いし、鼻は花粉症でぐずぐず言うておる。これ以上悪くなったらもう顔ごと焼き直すしか手立てがなくなってしまう。最後の牙城、頑張れ我が耳よ。