ホームにて

早い時間から酔い潰れて寝転ぶ親父、避けて通る若い男女。年の瀬だなぁと感じる瞬間である。


今日は(も)忘年会、居酒屋も満員御礼模様。グラスが運ばれず各人瓶ビールで乾杯、グラス到着と同時にシャンパンタワーならぬビールタワーが建てられ、隣の席の一本締めに参加する、そんな面子。去年は罰ゲーム?でとある友人のどこかに何かが突き立てられていた気もするが、今年は特に何もなく終了。



帰り際、ホームで揉める男女アリ。混み合うホームで肩がぶつかって云々、女性がぶつかってきた男性を相手に口論を始めた模様。ちなみに女性は20代後半、男性は40代後半。ひたすら怒鳴るふくよかな女性、ほとほと困り果てる男性、おろおろする駅員。



 女「危ないじゃないですか!電車来てたらどうするんですか!」
 男「人が多いんだからちょっとぶつかった位で・・・」
 女「ぶつかったじゃないですよ、突き飛ばしといて何を」
 男「いやいや、ちょっと・・・」
 女「それにわざわざ追いかけてくることはないじゃないですかっ」
 男「は?・・・追いかけるような女かっての。なぁ?」
 女「ちょ、ちょっと今のセクハラじゃないですか?!」



・・・思わず噴き出してしまった。周囲で成行きを見守っていた人たちも「あ〜あ」みたいな表情をしている。激昂する女性をなだめる駅員と、疲れた顔をしつつ大分イラっときている男性。年の瀬のホームには、色々なドラマがある。ここから愛が生まれたら面白いなぁ・・・などと妄想しながら家路につく。