チョコレートよりも甘いもの

もう足はハタから見れば全然気付かれないくらいには治ったように思う。まぁ走ると痛いけど。てなわけで、今日は山谷〜吉原〜浅草あたりをワンカップとカメラ片手に歩いてきた。色々な人を見ることができた。


吉原については、江戸時代には確かに存在したであろう吉原独自の文化というか、独自の社会性のようなものはもう残っていないんだなぁ・・・という印象を持った。といってもまぁ外から見ただけだから何とも言えないが(中から見るつもりもないが)、今やただの高級風俗街なんだろうと思う。


山谷は何だろうな、イメージだけが先行していた感じ。時間帯のせいもあったのだろうが、路上に屯している人も想像していた程はおらず少し拍子抜け。まぁ昼間から何人かで集まって宴会をしていたり、はたまた年寄が道端でケツを出して寝ていたりと、ただの安宿街ではない面も多々見られた。しょーもねぇなと思いつつも、ふと「こいつらには勝てねぇな」なんて考えてしまった。とはいえそれほどの衝撃は無く、そうだな、衝撃を受けたものといえば歩道の脇にあった平賀源内(だっけ?)の墓標と、あの辺りに広がる空気の汚さくらいだろうか。「人間が多いから空気が澱んでいる」というだけではないような気がする。単純に臭い人が多いからってのもあるんだろうが(別に臭い人がどーこーと言うつもりはない)、我が街に帰ってきたときに思わず深呼吸をしてしまった。