祭り、だ。
今日のレースを見た感じだと、馬場はやたら良さそうな感じ。内も荒れておらず、内枠の先行馬にはプラス材料となりそう。明日の７Ｒはテンポイントメモリアル。有馬記念は何よりも展開がポイントとなるレース、とりあえず展開を考察してみる。
①ゼンノロブロイの位置取り
１枠１番の絶好枠。内々を回ることができるのは好材料。しかし前に強い馬がいる以上、あまり悠長には構えてられない。一昨年のシンボリクリスエスのように、隣枠のパートナー（ピサノクウカイ）の真後ろに付けるように思う。そしてこの馬は、先行すると、斬れない。
②コスモバルクは逃げるか、抑えるか
理想はタップダンスシチーを見ての２番手、ではなく、単騎逃げではないか。ロブロイマークでは勝負にならない。この馬の武器は何といってもそのスピードと勝負根性、それを生かす競馬をできるかが何よりも重要となる。
菊花賞馬・デルタブルース。単勝では３番人気ながら複勝では２番人気、かなり支持されているようだ。ＪＣでは出遅れながら直線追い上げ３着と地力でも劣らない所を見せた。しかし前走は馬体を大幅に減らしての劇走、反動が無ければ良いのだが。「ＪＣでは体が軽くなったからいい脚が使えた」って、ダビスタかよ。菊の時は「プラス体重は全て成長分だったのでしょう」とか言っていた記憶が。ううん、わからん。でも何だかんだで強い気がするのよこの馬。
タップダンスシチーは実績最上位。鬼の居ぬ間にＧ１連勝を果したゼンノロブロイとは本来ならば格が違う。並ばれると弱い印象があるが、並ばせない強さがこの馬の魅力である。その実力が発揮できるかどうかはその状態にかかっているのだが、陣営はどうも弱気だ。ただあのＪＣの時、陣営は何と言っていたか？
今回調教が悪いという話を時折耳にするが、何気に強めに追っているではないか。何だかんだでＪＣ回避してここ狙いなわけで、今回は「そこそこ買い」ではないか、という結論に至った。
ヒシミラクルは前走の行きっぷりのおかげか、ずいぶん人気になっているようだ。しかし本来スピード不足の馬、ここでは厳しいように思う。狙うなら来年の天皇賞春。
そこそこ人気を集めているダイタクバートラムだが、ステイヤーズＳのような競馬をすれば面白い存在ではあると思う。しかし何故ステイヤーズＳでそれをやってしまうのだ。中２週のローテに不満ありあり有馬記念、ここは頑張っても掲示板と見る。
ツルマルボーイ。ローテはこの馬が一番理想的ながら、鞍上が気に入らない（またかよ）。年齢的にも去年以上を期待できるか、といえば疑問が残る。ただ状態の良さ・ここ狙いのローテに好感は持てる。
そして忘れてはいけないのがシルクフェイマス。内枠偶数番の先行馬で、前走の敗因ははっきりしている。中間一頓挫あったとは言え宝塚記念ではタップがいなければ勝っていたわけで、軽視はできない。この馬のパターンは４角２番手。あとはタップの手応え次第。
兎に角、ゼンノロブロイには勝って欲しくない。この馬が嫌いなわけじゃなく、シンボリクリスエスが好きだから。ここを勝って「先輩を超えた」なんて書かれるのは癪でたまらん。とりあえずはゼンノロブロイ、ダイタクバートラム、アドマイヤドンは切れた。あとは以下の馬の中から勝ち馬を探るだけ。ゆっくり考えてみたい。
