天皇賞（秋）
キングカメハメハの引退で一気に混戦模様となった。ハイアーゲームが出てたら本命にしたかったくらいだ。しかしどんな人気になるんだろうか。１番人気はゼンノロブロイかな？
というわけでゼンノロブロイから考察。前走は持ち前の勝負弱さを発揮して２着も、実力だけは見せた感じ。今回は当然ながらナリタセンチュリーより買い。藤澤センセイは今回３頭出しだが、彼のこだわりも考慮すると、やはり最も有力なのは主戦ペリエ騎乗・将来種牡馬として期待できるこの馬。ダンスインザムードは気性面の改善を第一に考えて競馬してくる。シェルゲームも先行してくる（逃げない）だろうから、展開はローエングリンが単騎で逃げると見て間違いはない。下手に絡むと去年のようなハイペースになり、シンボリクリスエスのいない今回はツルマルボーイが勝ってしまう。それではロブロイが勝ち負けにならない。
ローエングリンはやっとこさ本来のペースで逃げられるようになってきた。前走のコメントだと依然として「真面目に走りすぎる」ようだが、前走の粘りを見ても復調の兆しを感じる。今年こそ比較的落ち着いたペースになる。
シルクフェイマスは宝塚からぶっつけで参戦。春の疲労が残っていて前哨戦を使えなかったのは痛い。ただ内枠スタート・ローエングリンを見ながらレースを進められるのは有利。展開利を考慮すると掲示板を外す図は想定しにくい。対してバランスオブゲームは臨戦過程は素晴らしいものの、外枠を引いてしまった。２頭まとめて押さえまでとしたい。
さて、毎日王冠を勝ったテレグノシスはあまり引きたくない内枠を引いてしまった。人馬ともに馬群を縫ってこれるほど器用では無いし、どちらにせよ距離不安もあるので殿から行くことになる。が、条件を前走と比較すると今回はローエングリンに逆転を許してしまうだろう。予報が雨なので一応おさえるが、頭では買いづらい。
ツルマルボーイは去年33,1の豪脚を繰り出して2着。ギリギリまで貯めて、というのはテレグノシスと同じだが、今回鞍上は蛯名に替わる。今年のダービーで、ハイアーゲームで「勝ちに行った」と称して早仕掛け、最後垂れてハーツクライに差されるような騎手である。それにギリギリまで貯めたとしても、今回は去年と異なりペースも乱れず、また先行馬に渋太い馬が多い。届かないと見るのが妥当であろう。
リンカーンは外枠を引いてしまった。気性の難しい馬でテン乗りの安勝がどう乗るか楽しみではあるが、やはりぶっつけは不安・距離が足りない印象もあり、ここでは切るべきではないかと思う。気になるのはアドマイヤグルーヴ。太め残りであの内容。負けはしたものの序盤すんなり行きすぎたためで、着差を鵜呑みにはできない。サクラプレジデントは長い脚が使えない馬、とてもじゃないが幹夫じゃ買えない。豊だったら・・・
