空き缶と生ごみは別!

昨日は、母校の食堂を借りて中・高の恩師の送別会。送別会は部活の現役の後輩たちとその親が主催のもので、こっちはそれに乗っかって集まって飲もうぜ!という魂胆でいた。が、ひと月くらい前からどうも様子がおかしい。先週くらいから隔日ペースで後輩の母親たちから携帯に電話がかかってくるようになり、「事前準備で何か必要なものありますか?」「司会進行お願いしますね!」と不思議な形勢に置かれてしまっていた。どうもセレモニー風な行事になりそうな予感がした。しかしこちとら奴とは15年来の付き合いだ。テストに部活にプライベートにと、中高6年間は彼との戦いの日々だったといっても過言ではない。これはまたとないチャンス・・・「式次第をお送りして」「ご挨拶頂くOBの方にあらかじめ連絡を」「団体戦形式でOBの方々に教えて頂きたいので名簿が」とあれこれ出てきたので、すべて「あ、必要ないです」と伝え、とりあえずビールを3ケースだけ注文しておいた。あとは当日テンションに任せて無茶振りをしつづけるだけで良い。そうして何も準備しないまま、当日の朝を迎えた。



当日のスタッフ集合時間、僕は電車に乗っていた。遅れること30分、会場に顔を出すも「これはどうしましょうか?」「段取りとしては」と色々話をしてもらうも、なんだかこっちは全く準備をしていないのでひたすら申し訳ない気持ちになる。しかも朝4時まで飲んでいたせいか、眠いわ頭が重いわで頭が働かない。こっそり抜け出して保健室に行ってみたら、在校時に我らのアイドルだった保健の先生がいたので、1時間近く居座っていた。年を重ねてもやっぱりキレイだ。



そんなこんな適当に時間をつぶして、いざ会本番・・・あれ、司会、って俺じゃないのか!どうやら会場設営やら何やらは完璧だったものの進行の打ち合わせがイマイチだったらしく、雰囲気で最初にマイクを握ったお母さんが司会っぽくなっていた。まぁそれはそれで!と思いながら、適当に歓談しながらお茶を飲んだり食べ物をつまんだり。その後も軽く恩師の過去を暴露したり、適当にマイクを奪って勝手に進行したり、突如後輩たちと恩師を胴上げしてみたりと、酒無しの素面ながら非常に楽しい会だった。



その後の2次会3次会は酒も入り、あれやこれやと恩師や先輩後輩と久々の再開を存分に満喫。やっぱり自分の原点の多くはここにあるのかとつくづく感じた。恩師といえども一人の仲間、遠方に赴任するため気軽に会うことはできなくなるかもしれないが、次に会う時も楽しく飲めればいいなと思う。