疲れ目かすみ目

中高時代の先輩がケッコン、式の二次会に参加してきた。どいつもこいつもニヤニヤしやがって、ついついこっちまでニヤけてしまう。なんともテカテカと光り輝く会場で、まわりは着飾った女性ばかり。でもそれほど目の保養にはならなかった。うーん最近視野が狭くなってきたかなと思い、今日髪を切ったついでにコンタクトレンズとやらを買ってみた。ぱぁーっと視界が開けるぞ!そう言われていたので、怖い反面少し期待していたけれど、それほどよく見えないどころか物がふたつに見えたりする。ゴロゴロするわ乾燥するわであまり良いものではなさそうだ。いい加減疲れたところでコンタクトレンズを外すと、鏡の前に立つは匂い立つような色男。あれ?え?・・・あわててメガネをかけると何のことはない、見慣れたいつものデコっぱち。見る目は確かなはずなのに、目を眩ませるほどの光は、見るもの全てを曇らせる。「どんなに影が濃くても光がなければ影はできないのですよ」「月影先生・・・」うーん駄目だ、意味がわからない。


そういえば今週の天皇賞はまるでガラスの仮面だった。デビュー当時から天才の呼び名の高く、牡馬を捻じ伏せてダービー馬となるも怪我と挫折に苦しみ、今年ようやく復活の狼煙を上げたウオッカ。G1馬を数々生み出してきた一族の名牝、強さだけでなくその美しさにも定評のあるダイワスカーレット。2頭のライバル同士の叩き合いに、久々に胸を熱くさせられた。ウオッカが勝つ、予想は半分あたったけれど、財布が大分軽くなった。何故だか涙が止まらないのは、慣れないコンタクトレンズのせいだ、と思う。