束の間の

休息。昼前に起きたら新しいご近所さんが挨拶にやってきた。普通に出ようとしたところで自分の恰好に気付き、慌てて近くにあった洗濯したてのシャツを着て玄関に向かう。



「はーい。おはようございます」
「あ、こんにちは。近くに引越してきたつまらないものですが云々」
「お気遣いどうもありがとうございます、よろしく云々」
「あ、いえお忙しいところゴメンナサイ・・・」



なんか相手の視線が一瞬胸のあたりに動いたと思ったら、シャツのボタンが1列ずれていた。もうあれだ、何だ。気を取り直して朝昼兼用の食事をとり、散髪に出かけ、ビールを買って帰宅。明日からまたバイトだ。