拙者

集団面接とやらで自己PRを求められた。一緒に面接を受けていた人たちがスラスラと「俺ってすげーんだぜ!」とアピールしているので、なんとなく肩身が狭くなる。考え、て、いない。



「では次、ぶーすかさんお願いします」
「・・・畏れながら、せっs」
「?」



他の人達にも「へ?」という顔で見られた。出かける前に、録画しておいた「風林火山」なんぞ見てしまったのが良くなかったのだろう。いっそ全てござる調で話してやろうかとも思ったが、何とか思いとどまった。とりあえずあれだ、独自性はあるけれども妥当性が無さそう。一緒に面接を受けていた大学院生の人と「もっと面白い面接やりゃいいのになー」と愚痴りながら帰る。