「12月15日実施要綱在中」

遠方でのバイトも今月で十ヶ月目に突入。大抵いつも特急料金をケチるために早起きして鈍行に乗り現場へ向かい、仕事を終えた後はワンカップ地酒とツマミを購入し、鈍行で帰る。なかなか優雅である。



今日は中途採用の新人女性社員が同じ現場に。誰に対しても「〜でございます」口調で接する彼女に、脳内で「お前は白鳥麗子か!」と突っ込みながら、お手並み拝見とばかりに「言われた仕事をやらない」「返答が要領を得ない」「とりあえずまごつく」等とひたすら使えないバイトっぷりをアピール(というか使えない)。んで、イラっとさせて口調が変わった時点で勝ち。ちなみに特に意味は無い。



「その資料こっち、違う、あーもういいです私やります。どーも。」



・・・うむ、完勝。なんだか申し訳なかったので、片付けはほぼ1人でやる。



「あ、あっちとそっち片付けておいて貰えますか?」
「もう箱詰めして玄関に置いてあります」
「へ?あ、どうもありがとうございます」



最初からしっかり仕事しろよこのクソバイトめ。でも反省はしない。先週「就活に専念するのでしばらくお休みします」という連絡をしたので、しばらく仕事は来ないはずだ。最後かもしれないしね。



帰りは奮発して特急の指定席券セットを購入。特急指定席でビール、地酒、駅弁・・・ぜ、贅沢だ。ビールを空けて駅弁を半分食ったところで、明日の体重測定in忘年会の存在を思い出す。仕方がないので地酒は我慢する。買ったばかりの祝詞のCDが耳に心地よい。甲府盆地に灯る明りと窓に映るビールの缶が、なんとも不思議な景色を作り出していた。