小春日和とはいえ

風の冷たさで、今日が提出期限の書類とレポートの存在を思い出す。折角昨日の夜ガリガリ書いたのに机の上に放置、いやはや、頭の中にも外にもすきま風が吹いておるようだ。何やら大切な書類らしいので、書き漏らしがあってはマズいと授業中に多少手を加えていたところ、隣に座っていた友人が「所属:CHAOS」の文字に食いつく。



「これ何?」
「混沌」
「へ?」



不思議がる友人を尻目にニヤニヤしていたら、彼が何故かケロロ軍曹の解説を始めた。蛙じゃなかったのね、あれ。前に座っていた女子大生がドン引きしていたので、ここぞとばかりに昭和天皇崩御時の思い出話で対応するも、さすがにちと無理があった。これぞ真冬のスキマ風。